まずは結論から。
TOEIC直前のあなたが対策するべきは「リスニング」でリーディングは捨ててOK。
試験直前のこのタイミングでリーディングを学習してもスコアアップに直結しません。
なぜなら、リーディングは幅広い知識(文法、単語力、読解力)が必要で、日々の積み重ねがものをいう分野だからです。
逆にリスニングはコツを押さえるとすぐに30点以上のスコアアップが可能。
知らないと損するリスニングのコツについて紹介していきます。
TOEIC直前でも間に合う!すぐできるリスニング対策のコツ2選
コツの前に、リスニングの試験形式を確認しておきましょう。
(知っている人は読み飛ばしてもらってOK。)
Part1〜Part4までの100問を45分でおこなう試験です。
Listening(リスニング):45分
Part | 設問数 | 問題形式 |
---|---|---|
Part1 | 6問 | 写真問題 |
Part2 | 25問 | 応答問題 |
Part3 | 39問 | 会話問題 |
Part4 | 30問 | 説明問題 |
Part1は語彙力がものをいうので、今から対策するのは困難。
これといったコツもないのでスパッと捨てて、Part2〜4に照準を合わせた対策をすべきです。
- Part2(リスニング・応答問題)
- Part3(リスニング・会話問題)
- Part4(リスニング・説明問題)
これから、次の2つに分けてコツを紹介していきます。
コツ①:Part2で疑問詞の聞き取りができるようになる
Part2は応答問題(25問)が以下の形式で出題されます。
- 短い英文が流れる
- ①に対する応答の選択肢A、B、Cが流れる
- 最も適当なものを選択する
Part2のコツは、疑問文の最初の単語と対応する語句を聞きとること。
これができれば、中学レベルの英語力でも回答を導き出せます。
特に注意して聞きとりたいのは、次の疑問詞。
- Who(誰)
- When(いつ)
- What(何を)
- Where(どこ)
- Why(なぜ)
- How(どのようにして)
疑問詞を聞き取って、疑問詞に紐づく単語を聞き逃さないように意識する。
たったそれだけのことで効果が出るんです。
例えば、次の問題。
「When」が聞こえた瞬間に選択肢内で「時間に関連する単語」を聞き取るよう意識します。
「Just after(〜のあと)」、「noon(昼)」のどちらかが聞き取れれば正解。
他の疑問詞の例をあげると、
- 「Where〜」という設問の場合は、選択肢に「場所」が含まれるものがないか
- 「Why〜」という設問の場合は、選択肢に「Because〜」が含まれるものがないか
といった具合です。
このような問題はPart2の25問中、5〜8問は出題されることが多いので、とにかく「文頭の疑問詞」を意識するだけでスコアアップできるはず。
続いて、Part3、4のコツを解説します。
コツ②:Part3、4で問題の先読みテクニックをマスターする
Part3は会話問題(39問)が以下の形式で出題されます。
- 2〜3人の会話が英語が流れる
- ①の内容に関する設問が英語で3問流れる
※設問は問題用紙に記載あり - 最も適当なものを選択する
Part4は説明問題(30問)が以下の形式で出題されます。
- 1人の語りが英語が流れる
- ①の内容に関する設問が英語で3問流れる
※設問は問題用紙に記載あり - 最も適当なものを選択する
Part3、4に共通するコツは「問題を先読みして、聞き取る部分をしぼる」こと。
先読みとはリスニングのPart3、4で問題の英会話が流れる前に、質問と選択肢を読んで回答のあたりをつけておくテクニックです。
例えば、次の問題を参考に見ていきましょう。
まずは先読み。
設問の音声が流れる前に、問題文と選択肢を読んでおきます。
職業についての設問ということがわかるので、関連語句を聞く準備。
1分程度の英会話が流れる中で、「Song」、「Music」という単語が聞き取れたならCの「Singer」が答えであることがほとんどです。
先読みするための時間は限られているので、最初は1セット(3問)のうち、1問解ければOKくらいの気持ちで取り組みましょう。
当然ですが、コツを押さえたところで劇的にリスニング力が伸びることはありません。
わからないと感じた瞬間にその問題は捨てて、次の問題を先読み。
正攻法で1問づつ取り組むよりも、確実にスコアアップできるはずです。
リスニング対策のコツをマスター!実践方法
先ほど紹介したコツを身につけたいと思っても、次のような悩みがでてきませんか?
コツはわかったけど練習方法はどうすればいい?
そもそもリスニング対策は準備が面倒…。
そして、その原因はこんなことではないでしょうか?
- 効率よく学習できるリスニング教材を知らない
- 音声データがCDにしか入っていない
- 音声が速すぎてほとんど聞き取れない
これは実際に私がTOEIC公式問題集をベースに学習していたときに感じたことです。
リスニング問題の速度調節ができるいい教材はないかな〜?
と探していたところ、条件を満たしていたのがスタディサプリ。
正直なところ、
「1週間の無料期間だけ使って、合わなかったらすぐやめよう!」
と辞めること前提の軽い気持ちでアカウント登録しました。
アプリ起動してからの操作はこんな感じでシンプルです。
使ってみての感想は、
リスニングの速度を自分のレベル感に合わせられるのがめっちゃいい!
ちなみに、6段階(0.6倍〜1倍〜1.6倍の中で、0.2倍ごとに変更可)で調節可能。
まずは「0.8倍〜1倍」、慣れてきたら「1.2倍」がおすすめです。
回答後はすぐに復習できる点も学習しやすいと感じました。
何度でも繰り返し再生できるので、効率よくリスニングのコツが身につけられます。
アプリの操作はシンプルで機械音痴の人でもすぐに使いこなせるのでご安心を。
いい話ばかりだと嘘っぽくなるので、あえてデメリットにも触れておきます。
デメリットの1つ目は、問題数が多すぎてどこから手をつけるか迷うこと。
模擬試験20回分が収録されているのですが、それぞれ難易度が異なっています。
初心者は難易度が低めな「実践問題集 Vol.2〜4」から取り組むのが正解。
根拠と詳細が気になる人は「スタディサプリTOEICの実践問題集の難易度を一覧表で解説」の記事をチェックしてみてください。
続いて、デメリットの2つ目は、アカウント登録に手間がかかること。
スタサプの利用にはリクルートIDが必要になります。
リクルートIDの登録〜スタサプの利用開始までを画像付きで解説している記事を用意しているので参考にどうぞ。
1週間の無料期間を有効に使うための方法も次の記事から確認できます。
TOEIC当日の移動時間にリスニングを1.2倍速で聞いておくと、耳が慣れて聞こえ方の違いを感じられるはず。
実体験から特に300点〜500点台の人はリスニング対策の効果を得やすいと思います。
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リスニングの勉強におすすめのイヤホン
電車の中でリスニングの勉強をするなら、雑音を遮断し集中できるノイズキャンセリングの機能がついたイヤホンがおすすめです。
私はやる気に火をつけようと少しお高め(39,800円)のAirpods Pro2を購入しました。