スタディサプリを使ってTOEIC 430点から720点にスコアを伸ばしたメガネカピバラといいます。
TOEIC 700点台を目標にしている人は次のことが気になっていませんか?
- どれくらい勉強すればいいの?
- 効率のいい学習プランは?
- 教材はスタディサプリを選べば正解?
1年間スタディサプリを使い込んだ私が、リアルな体験談を交えてTOEIC 700点に到達した勉強方法とおすすめの学習プランを紹介します。
- TOEIC 700点に到達するまでの体験談
- おすすめの学習プラン
あなたのイメージどおり、TOEIC 700点は簡単に到達できるスコアではありません。
だからこそ、確立された勉強方法で効率よく英語力を身につけていくことが重要。
「間違った勉強方法で時間をムダにした…」という事態を避けれるように、実体験による学びをお伝えします。
\まずは1週間の無料体験/
TOEIC 700点到達までの点数の経過
まずは、私の点数の経過についてご紹介。
TOEIC 700点に到達するまでの経過をグラフにしました。
ご覧のとおり最初は400点台と英語力は人並み以下。
留学や仕事で英語を使ったりという経験もまったくありません。
そこから独学で約1年、5回目の受験で720点に到達しました。
内訳はリスニングが400点、リーディングが320点です。
TOEICはリスニングのほうがスコアが伸びやすい傾向にあるので、私と似たようなスコア配分の人が多いと思います。
ちなみにこれまでのスコアを表にまとめるとこんな感じ。
受験回数 | 合計スコア | リスニングのスコア | リーディングのスコア |
---|---|---|---|
1回目 | 430点 | 300点 | 130点 |
2回目 | 615点 | 350点 | 265点 |
3回目 | 690点 | 400点 | 290点 |
4回目 | 690点 | 370点 | 320点 |
5回目 | 720点 | 400点 | 320点 |
センスのいい人だと3回目のタイミングで700点台に到達していたと思います。
私は時間がかかってしまいましたが、その分、英語力が身に付いた実感も。
模試でも安定して700点台を取れるようになっていたので、まぐれではなく自分の実力で700点台が取れた感覚がありました。
TOEIC 700点到達にかかった時間は350時間
TOEIC 700点到達までにかかった時間を合計すると「350時間」で、期間にすると「約1年」。
700点レベルであれば正しい教材を選んで350時間分の問題を解けば達成可能です。
学習に使用した主なコンテンツは、以下の2種のみ。
- スタディサプリ
- TOEIC 公式問題集
内訳を表にまとめました。
コンテンツ | 費やした時間 |
---|---|
スタディサプリ | 300時間 |
公式問題集(10回分) | 50時間 |
合計 | 350時間 |
各学習時間の内訳について詳しく解説していきます。
スタディサプリの学習時間について
1日1時間を目標に10ヶ月間、合計「300時間」続けました。
これを聞くと「1日1時間も時間を取れないし、続けられる気がしない!」
という人も多いのではないでしょうか?
事実、私も最初はそう思ってましたし、しっかり挫折した経験もあります。
(挫折の経験は後述します。)
通勤時間を中心にスキマ時間を活用して、スタディサプリを生活の一部に組み込むことで続けることができました。
スマホさえあれば学習できるので習慣化しやすかったです!
もちろん1時間を達成できない日もでてくるので、事前に救済措置を設けておくことも大切。
1週間で合計7時間を達成できればOKとしていました。
スタディサプリの学習記録と解いた問題数
参考に学習記録をまとめたYoutubeです。
ところどころサボった日があるのがご覧いただけます。
解いた問題は公式問題集を8回分、新公式問題集を5回分の合計13回分。
復習込みで1回あたり20時間くらいかかりました。
それに加えて単語・熟語は覚えるまでしっかりやりこみました。
TOEIC公式問題集の学習時間について
TOEIC公式問題集は1冊につき2回分の模試が収録されています。
1回分の模試に対して必要な時間は復習を含めておおよそ5時間。
これを試験前に1冊(2回分)取り組んでいただので、学習時間を合計すると「50時間」です。
(計算式:5時間 × 2回分 × 5回(受験回数)= 50時間)
内容 | 必要時間 |
---|---|
模試 | 2時間 |
答え合わせ・復習 | 3時間 |
合計 | 5時間 |
「答え合わせ・復習の時間が長すぎるのでは?」
と疑問を抱かれるかもしれませんが、
解説の内容をしっかり理解して9割正解できるようになるまで取り組むと、計5時間は必要です。
TOEICのスコアアップを目指すにあたって、本番の試験形式に慣れるためにも公式問題集に時間をかけて取り組むことは大切です。
1年かけて350時間を振り返ってみて
よく続けたなと思いますが、私は心の弱い人間です。
スタディサプリが習慣になるまでは何度もサボりました。
今日はサボりたいなぁ(動機)
→こんな思いで勉強しても効率悪い(言い訳)
→残業もあったし、明日から頑張ればいいや(正当化)
→とりあえず寝よう(実際はYouTube見てダラダラ過ごす)
こんな弱い人間がどうやって変わったかというと、逃げ道をなくすために次の2つの対策をおこないました。
- 友だちや上司にTOEICの目標スコアを伝える
- 日々の学習記録をSNSなどで報告する
「たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、効果はばつぐんです。
今までのサボる流れから、気持ちと行動が変わりました。
今日はサボりたいなぁ(動機)
→でも、友だちと上司に目標を宣言したし(罪悪感①)
→学習記録が途切れてしまうのも嫌だな(罪悪感②)
→とりあえずアプリを開こう(行動)
サボろうとした時に罪悪感が生まれて、TOEIC学習が日々の習慣に。
最初はアプリを開いてちょっと単語を覚えるだけで十分です。
1日5分の勉強時間が10分になり、30分、1時間と少しづつ時間を伸びていくはず。
SNSはX(旧Twitter)、友だちへの報告はLINEを使ってこんな感じでやってました。
これまでの経験から人間は意志の弱い生き物だという前提のもと、逃げ道をなくして習慣化するのがTOEICのスコアアップで大切だと思います。
「報告する相手がいない!」
という人は、メガネカピバラのX(旧Twitter)までご連絡ください。
投稿に「いいね」を押しにいきます!
習慣化は一朝一夕でできるものではないので、できない日があっても自分のことを嫌いにならず「明日から立て直そう」くらいの気持ちで取り組めばOKです!
TOEIC 700点到達までにかかった費用は9万円
TOEIC 受験料や教材費をひっくるめると「約9万円」。
そこそこの金額だとは思いますが、後悔はありません。
一生ものの「英語に対する自信」が手に入ったので、時間とお金をかける価値があったと納得できています。
費用の詳細を表にまとめました。
単価 | 数量 | 小計 | |
---|---|---|---|
TOEIC 受験料 | 7,810円 | 5回 | 39,050円 |
TOEIC 公式問題集 | 3,300円 | 3冊 | 9,900円 |
スタディサプリ | 3,278円 | 12ヶ月 | 39,336円 |
合計 | 88,286円 |
少しでも費用を抑えたい人は、次の方法がおすすめです。
- スタディサプリを年間プランで契約
- TOEIC 公式問題集は中古品を購入
合わせて5,000円程度は費用を抑えてお得に学習を始められます。
詳細について解説していきます。
TOEIC 公式問題集は中古品を購入
メルカリやブックオフを活用すれば約2,000円お得に購入可能。
定価だと3,300円のTOEIC 公式問題集が1,500円程度で販売されています。
TOEIC公式問題集は1〜10まで出版されていますが、「5」以降を購入するのがおすすめ。
「4」以前のものは古い問題形式になっているので購入時はご注意ください。
音声データは「abceed」というサイトからからダウンロードできるので、CDなしの中古品で問題ありません。
最新版はこちらで購入できます。
スタディサプリを年間プランで契約
年間プランで契約すると約3,000円お得に。
長期的に学習を継続する予定であれば年間プラン一択です。
詳細は「スタディサプリをお得な料金で!キャンペーンコードとセールの頻度」の記事からご確認ください。
スタディサプリ料金表
パック名 | 通常料金(月額) | キャンペーン料金 | お得になる料金 |
---|---|---|---|
通常パック(1ヶ月) | 3,278円 | ー | ー |
6ヶ月パック | 3,058円 | 2,960円 | 約600円 98円×6ヶ月 |
12ヶ月パック | 2,728円 | 2,480円 | 約3,000円 248円×12ヶ月 |
\まずは1週間の無料体験/
TOEIC 700点の英語力は?変化はあった?
ご存知かとは思いますが、700点では英語ペラペラになれま…せん。
しかし、日々の生活の中でヒアリング・リーディング力の向上を実感できます。
具体的には、
- 洋画の字幕が会話の内容からかけ離れていることに気づく
- Google翻訳に投げ込んでいた英文を自力で理解できる
など、なにより「英語に対する自信」が持てるようになりました。
自信があると行動できるんです!
TOEIC学習前の自分では考えられなかったことですが、駅や道で困っている外国人へ気軽に声をかけられるように。
最近、某牛丼チェーン店の券売機の前で困っていそうな30代の外国人に声をかけました。
How can I help you?(どうされました?)
と声をかけてみると、少しホッとした顔で
How do I pay for this?(支払いの方法はどうするの?)
券売機の操作をサポートしつつ、コインの投入口を指差しながら
Please put money here.(ここにお金を入れて)
Thank you!!
これがTOEICを勉強してよかったと思えた一番の出来事。
TOEICのおかげで少し自分の世界が広がったと感じました。
もちろん、就職や転職、海外勤務を希望する時などビジネスシーンで役立つ場面もあると思います。
TOEIC400点から700点を目指す学習プラン
自身の経験から400点から700点を目指す人に向けた学習プランを考えてみました。
- リスニングとリーディングの目標得点
- 必要な学習時間と期間
- TOEIC 受験回数の目安
リスニングとリーディングの目標得点
700点達成のためにはリスニングとリーディングでどう得点するか。
そのためには、各パートでどれだけ正解すればいいかを事前に整理して目標を設定することが重要。
目標を設定しておくことで「700点までの道のり」が明確になるからです。
まずはTOEIC公式問題集にチャレンジして、自分の現在地を確認してみましょう。
- リスニング:400点(目標正答数:80問/100問)
- リーディング:300点(目標正答数:60問/100問)
学習する内に気付くと思いますが、リスニングのほうが得点を伸ばしやすいです。
Listening(リスニング):45分
目標スコアは400点(目標正答数:80問/100問)
Part | 設問数 | 目標正答数 | 問題形式 | Partあたりの時間 |
---|---|---|---|---|
Part1 | 6問 | 5問/6問 | 写真問題 | 計3分 |
Part2 | 25問 | 20問/25問 | 応答問題 | 計9分 |
Part3 | 39問 | 32問/39問 | 会話問題 | 計17分 |
Part4 | 30問 | 23問/30問 | 説明問題 | 計16分 |
Reading(リーディング):75分
目標スコアは300点(目標正答数:60問/100問)
Part | 設問数 | 目標正答数 | 問題形式 | 1問あたりの時間 |
---|---|---|---|---|
Part5 | 30問 | 21問/30問 | 短文穴埋め問題 | 20秒(計10分) |
Part6 | 16問 | 12問/16問 | 長文穴埋め問題 | 40秒(計10分) |
Part7 | 54問 | 27問/54問 | 長文読解問題 | 1分(計55分) |
※Part7の長文問題は10問残しでOK、浮いた時間を他の設問にあててください。
必要な学習時間と期間
100点アップのために必要な時間は200時間と言われています。
(※SNSやアプリ、資格取得サイトで調査)
400点台からのスタートだと300点アップするために単純計算で600時間が必要ということに。
しかし、実体験として350時間で達成できました(430点→720点)。
690点まではたったの200時間(1時間/日 × 6ヶ月 + テスト前の追い込み)です。
正しい学習方法を継続できれば、300点アップを200時間で達成できると思います。
- 180時間:日々の学習継続(1時間/日 × 6ヶ月)
- 20時間:テスト前の追い込み
目標得点に到達する正しい学習方法
ここでいう正しい学習方法とはリスニングとリーディングの目標得点に近づくための学習です。
具体的には、「スタディサプリ」と「TOEIC公式問題集」を各Partの目標正答数に到達するまで問題を解いて復習するを繰り返すこと。
いろんな教材に手を出すと中途半端な知識だけが身につきスコアアップにつながりません。
なので、少ない教材を徹底的にやりこむほうが効率的。
基本はスタディサプリをひたすら解いて知識を蓄えていきます。
\まずは1週間の無料体験/
全20回分のTOEIC試験が収録されているので、試験の傾向をつかみながら様々な問題パターンに触れることで効率よくTOEIC対策が可能。
知識が付いてきたらTOEIC公式問題集にチャレンジ。
時間を計りながら模試のつもりで解いてみて、現在の実力を確かめてみましょう。
模試の時に次の2点を意識できるとより効率的です。
- 苦手分野を把握すること
- 試験の時間配分を決めておくこと
この学習方法を継続すれば700点を達成できると保証します。
TOEIC 受験回数の目安
受験回数の目安は2回です。
学習を開始してから3ヶ月目と6ヶ月目で受験しましょう。
TOEICの試験は毎月開催されますが、受験数を増やしてもそれほどスコアは伸びません。
受験料をムダにしないためにも3ヶ月に1回のペースで十分。
受験時の注意事項などをまとめた記事も用意しているので参考にご覧ください。
あなたのTOEIC受験を応援しています!